春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

50冊限定SSDT写真集

エリックの写真集

 トライアル界にこの人あり。もう何年も世界選手権トライアルを撮影し続けているエリック・キッチン(イギリス人)が、そのライフワークともいえるSSDT(スコティッシュ6日間トライアル)を写真集にした。
 エリックがSSDTの取材を始めたのは1970年。日本ではまだトライアルのトの字もなく、人々は舗装路への憧れを抱いていた時代だ。エリックはもう70歳をすぎた人生のベテランだけど、いまだ世界選手権のセクションの最前線でデジタルカメラをかまえている。


 写真集はA4の横型で100ページ。なんと50冊限定だ。1冊1冊に、エリックの直筆のサインが入り、ナンバーが入って届けられるという。
 お値段は1冊149.95ポンド。今調べたら、3万円ちょっと。先日のSSDTだよりでも紹介したジェイク・ミラーが販売を担当していて、ジェイクのWEBショップでは、海外への発送もしている。日本に送ると25ポンドで、送料込みだと36,000円ちょっととなる。
 安いものではないけど、50冊の限定だし、SSDTの好きな人、SSDTに参加したことがある人(日本人が載っている保障はありません)などにはお勧め。
 自然山通信で何冊か扱おうかと交渉中なので、興味のある方は自然山通信までご連絡ください。だけど、そんなことしている間に売り切れてしまうかもしれないから、確実に手に入れたい人はジェイクのWEBショップで購入してください。

08プレス記念写真

 ちなみにエリック・キッチンは、この写真で杉谷の右隣にいる白髪の老人。右から4人目です。これは、恒例の世界選手権開幕戦の朝、各チームの集合写真をプレスのみんなで撮り歩いたあと、誰かが「おれたちも撮ってもらおうぜ」と言い出して撮影したもの。ジェイクは撮影側にいたので、この中には写っていない。日本のトライアルジャーナリスト第一人者の藤田秀二さんは、ないしょだけど、サマータイムの設定をまちがって、1時間早めるところを1時間遅らせてしまって2時間遅刻してきたので、ここには写っていない。この写真は、なんと小川友幸さん撮影です。いきなりカメラを渡してしまって、すいませんでした。
 ここに並んでいる人物はというと、右からロベルト(FIMの記録映像を撮ってるビデオカメラマン・スペイン)、ニシマキ、杉谷、エリック・キッチン(イギリス)、その後ろがトライアルセントラルのアンディ(イギリス)、頭とサングラスしか見えないのがマリオ・カンデローネ(イタリア)、その前がソロモトのチリ(スペイン)。若くてよく働く。紅一点のアニエーゼ(イタリアフィンランド)、フィンランド協会の人。名前忘れちゃった。この人も古くて、黒山一郎さんに洗車機で洗われるフルチンの藤波貴久(小学生のころ)の写真を見せてもらったことがある。最後が手塚治虫の描く猿田彦にそっくりのプピィ。イタリアのモトクロス誌の契約カメラマン。