春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

木を植える5人衆

07植樹の5人
植樹に参加したライダー5人

 日本GPを翌日に控えた6月1日、ツインリンクもてぎのハローウッズで「世界環境デイ記念行事」があった。
 6月は、環境庁が定める「環境月間」であり、大会2日後にあたる6月5日は「世界環境デイ」でもある。その一環として、ツインリンクもてぎ内に、ライダーの手による植樹がおこなわれることになった。

07植樹するカベスタニー
植樹するカベスタニー

 参加したライダーは、ゼッケン順にトップライダーの5人。アダム・ラガ、藤波貴久、アルベルト・カベスタニー、ドギー・ランプキン、トニー・ボウ。セレモニーは午後1時からと予定されていた。午前中のプラクティスから戻った5人は、洗車や昼食もそこそこにハローウッズに駆けつけ、用意されたけやきの苗木を植樹して土をかけた。


07植樹看板

 トライアルライダーは、みんなで横並びに同じことをするのが得意ではない。よーいどんのモトクロスやロードレースとちがって、競技もライダー個々が別々の時間にスタートする。ましてこの顔ぶれだから、予定の時間にほんとに集まるのかあやしいもんだと思っていたが、5人とも時間ぴったりに現れた。わがままライダーも、やるときはやる。
 5人が、ひとり1本ずつスコップを持ち、ていねいに根に泥をかぶせたあとは、セクションコーディネーターの成田匠が水をあげて、植樹のセレモニーは完了。

植樹する成田匠
仕上げをする成田匠

 このセレモニーは、FIM、MFJ、ツインリンクもてぎの3団体によって企画されたものだった。植えられた3本のけやきは、そのうちハローウッズのセクションを見下ろす大木になるにちがいない。