春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

2007トライアル世界選手権R1スペイン

2007・R1スペイン
2007トライアル世界選手権R1スペイン


2007トライアル世界選手権R1スペイン (2007/06/13)
2年連続チャンピオンアダム・ラガ、チャンピオンあと一歩で2年連続ランキング2位となった藤波貴久、世界選手権百勝まであと一勝に迫ったドギー・ランプキン。そして今シーズンモンテッサに移籍していきなりインドアチャンピオンとなったトニー・ボウ。それぞれの興味を集めて、2007年の世界選手権は始まった。開幕戦はスペインの南西部、マンチャ・レアル。前日に雨が降って、難易度は飛躍的に増していた。もともとむずかしいうえに、滑りやすい。
藤波も、序盤は悪くなかったが、1ラップ目中盤以降、5点を連発して優勝戦線から後退する。実は藤波は前日から高熱を出して、当日は絶不調でのトライアルとなった。しかも風邪の影響で、前日に行うべき下見をやっていない。当日は、どこにセクションがあるのかすらわからない状況で試合を戦うことになった。当然、クリーンを狙う精神状態とはほど遠い。また、体力的にもしんどい。
こんな中、インドアで圧勝したボウが、めきめきと頭角を現した。インドアのように、圧倒的強さを発揮している感じではないが、確実にライバルとの差を広げてくる。2ラップ目、ランプキンがボウのこの勢いについていけず、トップ争いは徐々にボウとラガの二人に絞られてきた。逆に、2ラップ目に入って藤波がやや調子を上向かせた。1ラップ目を走って様子がつかめたのと、自分のコンディションに慣れてきたためだ。
勝利は5点差でボウがとり、2位はラガ。3位争いは同点クリーン差でランプキンのものとなった。移籍第一戦を勝利で飾ったトニー・ボウ。07シーズンの台風の目である。
世界選手権にデビューしたベータ4ストロークモデル、イタリアのFUTURE 125の試乗インプレッションも収録。
◎DVD 85分/6月14日発売
◎2900円(税込)
◎JANコード/4560187780493
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