![スタート台の高橋摩耶](/images/2005/05092302.jpg)
23日金曜日、デ・ナシオン会場のセストリエーレで、レディース世界選手権が開催された(英語表記はウイメンズワールドチャンピオンシップ)。
日本のデ・ナシオン代表選手の3名はそろって出場。萩原真理子が7位、西村亜弥が9位、高橋摩耶が19位を獲得した。優勝はオールクリーンのライア・サンツ、2位はイリス・クラマー(ドイツ)、3位はロシータ・レオッタ(ドイツ)だった。
萩原真理子は、モトクロスと骨折療養でほとんどトライアル練習をせずにこの大会にのぞむことになった。トライアルのセクション慣れ、バランス感覚、その他あらゆるトライアル感覚が戻っていない感じで、バランスを崩して失点するシーンが多く見られた。
西村亜弥は、去年こそ練習をほとんどせずでのぞんだが、今年はきっちり練習を積んで、去年以上の結果をという意気込みも見られた。その結果、ふたりの姉妹はほとんど互角でセクションを回ることになった。
ふたりは10セクション2ラップのクォリファイラップで8位と9位に入り、ファイナルラップに進出した。
ファイナルには進出できなかったが、大きな進歩をみせたのが高橋摩耶。去年はうまさはみせながらセクションをまとめられずに5点が多かった高橋だが、今年は3点で抜けるところは確実に抜け、より減点を減らせるところは減らし、クォリファイの第1ラップで萩原西村姉妹に5点多いだけの16点。19位と、ポイント圏まで後一歩の大活躍をみせた。
ファイナルラップでは、スタート時刻をまちがえ、ふたりとも5点のタイムペナルティをとり、これで順位を若干下げてしまった。タイムペナルティがなければ5位と6位の成績だった。
この日の結果を見る限り、明日のデ・ナシオンはドイツ優勢、次にイギリス、そして日本あたりがつけることになるのか。スペイン、ノルウェー、フランスともに、激戦が繰り広げられることになるだろう。
20位までの結果
1 | ライア・サンツ | 0 | 28 | スペイン |
2 | イリス・クラマー | 12 | 19 | ドイツ |
3 | ロシータ・レオッタ | 16 | 18 | ドイツ |
4 | マリア・コンウェイ | 26 | 17 | イギリス |
5 | クレール・ベルトラン | 30 | 17 | フランス |
6 | ベッキー・クック | 32 | 16 | イギリス |
7 | 萩原真理子 | 33 | 15 | 日本 |
8 | レーン・デルコーン | 33 | 12 | ノルウェー |
9 | 西村亜弥 | 35 | 15 | 日本 |
10 | クリスティ・ウイリアムス | 51 | 10 | カナダ |
以下、ファイナル未出走 | ||||
11 | サブリナ・ウインデル | 23 | 9 | ドイツ |
12 | ロウイス・フォルスレイ | 25 | 12 | アメリカ |
13 | ジェルスティル・フラ | 25 | 10 | ノルウェー |
14 | ドンナ・フォックス | 26 | 8 | イギリス |
15 | コンレ・ルドビスゲン | 26 | 7 | ノルウェー |
16 | マリリーン・ジョルネット | 28 | 10 | フランス |
17 | ミッシェル・オーエン | 32 | 9 | オーストラリア |
18 | カルラ・カルデラ | 33 | 8 | スペイン |
19 | 高橋摩耶 | 33 | 7 | 日本 |
20 | ブランディーン・ギラウド | 33 | 6 | フランス |