春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

ベルギーのスコルパ

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 9月も末のスパ・フランコルシャンはとっても涼しい。涼しいを通り越して寒いくらい。
 世界選手権最後の1戦は、深い森に包まれたスパ・フランコルシャンを舞台に開催される。1日制ということもあって、選手がパドックにはいったのは金曜日になってから。金曜日と土曜日に軽く練習をして、日曜日の決戦に備えている。セクションは、ほぼ100%インドア風だが、土質が滑りやすいだけ、いわゆるインドアとはちがうかなというのが、藤波の予想である。


 パドックには、スコルパの次期主力戦闘機SY250Fが展示されていた。
 フランス大会で展示されていたものと比べると、タンクやシートなどプラスティックパーツに若干の変更が加えられている模様。
 写真で、このマシンを熱心に観察しているのはモンテッサのミゲール・シレラ監督。どう思いますかと水を向けると「シリンダーが大きいね。リヤショックにはリンクがない。あれはよろしくないはずだ。ウェイトも、モンテッサより軽いといってるけど、ほんとのところはどうなのかな」とのこと。シレラさんにすればモンテッサが世界一でなければ困るわけだが、新しいライバルに興味津々なのも確かなご様子。
 その他のメーカーは新しいマシンをまだ用意していない。今は、ライダーが明日のための下見をおこなっている最中。サーキットでは、ポルシェやランボルギーニや、ときにモーガンなどが走り回っている。