2月24日、スペイン選手権の開幕戦が開催された。
スペインの国内選手権といっても、著名な世界ランカーはスペインを中心に活動していて、インターナショナルのクラスが存在する。なので、スペイン勢にとってはお国のナンバーワンをかけた真剣勝負であり、その他の国々の選手にとって、アウトドアでの調整をかねた貴重な世界選手権前哨戦となる。
開幕戦は、インドアで眉間を負傷したトニー・ボウが勝利。アダム・ラガが2位で、藤波貴久が3位につけている。
スペイン選手権開幕戦の会場はコルドバ。今回はスペイン国内の規則の変更が施行された初めての大会となった。
これまでのセニアA、セニアBがTR1、TR2と名称が変更になった他、2ラップの消化のしかたにも変更があった模様。
1ラップ目は滑りやすい難コンディションだったが、ここでボウは本領を発揮。ラガ以下を最初から引き離して勝利した。ラガは2ラップ目によく追い上げたが届かず。藤波はアウトドアでの4ストローク緒戦となったカベスタニーに勝利して3位を得た。
この大会、07年ユースチャンピオンのアルフレッド・ゴメスが112点で8位に入っている。ライア・サンツはTR2クラスで同じく8位に入った。
Pos. | Rider | Machine | 1Lap | 2Lap | Time | Total |
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1 | トニー・ボウ | Montesa | 8 | 14 | 5 | 27 |
2 | アダム・ラガ | GasGas | 19 | 8 | 2 | 29 |
3 | 藤波貴久 | Montesa | 27 | 17 | 2 | 46 |
4 | アルベルト・カベスタニー | Sherco | 34 | 25 | 0 | 59 |
5 | マルク・フレイシャ | GasGas | 33 | 32 | 1 | 66 |