春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

カベスタニーも4st.

08Marseillecabe

 シェルコのエースライダー、アルベルト・カベスタニーが、2008年を戦う相手に4ストロークマシンを選んだようだ。
 シェルコからの第一報。


 写真は、インドア世界選手権開幕戦マルセイユ大会の予選ラップを走るカベスタニー。マインダーのルイス・ガリャックとともに新しいデザインのヘルメットを着用して、シェルコ3.2Tを走らせている。
 シェルコ3.2Tは、2007年シーズンから本格的に世界選手権に投入され、フランスのクリストフ・ブルオンとスペインの新鋭ダニエル・オリベラスが走らせ、ブルオンはそれまでとは一転してポイントを獲得し続け、オリベラスも世界選手権初年度らしからぬ活躍を見せた。
 そして2008年はいよいよ真打ち登場ということになった。シェルコからの第一報ではインドアの結果はまだ入っていないが、インドア・アウトドアともども、カベスタニーが4ストロークをどう乗りこなすかが注目される。
 エースライダーが4ストロークマシンを駆るのは、モンテッサ、スコルパに次いで3番目となる。ジョルディ・パスケットによるテスト参加がおこなわれたベータや、ショーに革新的マシンを発表したガスガスがどう追随していくかも、注目だ。
 ヨーロッパ市場では、2ストロークマシンのホロモゲーション(排ガスなどの認定)が通ったという信じがたい情報もあって、4ストローク化の流れが遅れるのではという観測もあったが、やはり4ストロークへの移行は、確実に進んでいる。