春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

ランプキン、再びベータ

07ランプキン顔

 ドギー・ランプキンが、ベータへ移籍することが決まった。
 ランプキンは、デビュー以来、一貫してベータに乗り続け、1997年に自身初のタイトルを獲得。以降、3年連続のタイトルをベータに乗って獲得したが、その後モンテッサに移籍して、その栄光の記録を更新し続けてきた。
 ランプキンとレプソル・モンテッサ・HRCとの契約は2007年12月31日まで残っているから、ランプキンとベータのツーショットが公開されるのは、2008年が明けて以降になるだろう。

ランプキン・ベータ移籍リリース

 これはランプキンがベータに移籍することが決まったプレスリリース。今までランプキンの動向についてはモンテッサチームからのリリースによって伝えられてきたが、今回は個人のリリースによっての情報提供となっている。
 ランプキンとベータは、初のタイトルを獲得したチームという以上に深いかかわりがある。ランプキンの従兄のジョン・ランプキンが、ベータのイギリス代理店業をやっている。トライアルライダーのジョンに対する信頼は厚く、これもランプキンの移籍の決定打となったことは想像に難くない。
 ランプキンがトライアルに対して思い残すところはあといくつもない。タレスを破る8度の世界タイトルと、優勝回数100回の達成だ。どちらも、あとひとつというところまで到達している。
 プレスリリースでは、ベータでのこれらの記録達成の抱負などは語られず、これまでのモンテッサチームとの厚き信頼関係への謝辞が並んでいる。