![2012オッサ1](/images/2011/1112ossa1.jpg)
オッサの2012年モデルが発表になり、日本に届く日も秒読みとなっている。フューエルインジェクション2ストローク、シリンダー後傾、ダウンチューブ部分に燃料タンク、ラジエターがその後ろに配置されるという革新メカ満載のオッサだが、2年目を迎えて熟成も進んでいる。
あわせて100回目のSSDTを記念するモデルも発表になっている。
![2012オッサ2](/images/2011/1112ossa2.jpg)
基本的なメカニズムはデビュー作である2011年モデルを受け継いでいる。68kgという軽量ぶりも変わりはない。外観からわかるのは、いくつかのプラスティックボディがさらに洗練されたデザインとなり、フットレストなどの形状変更などが加わって上品な中に精かんな印象のオッサイメージに磨きがかかっている。
内部的には、エンジン関係を中心にあらゆる部分に改善の手が入っている。クランクシャフトやキックギヤ、クラッチやミッションと、主要な部分が少しずつ、確実な変化を受けているという。
オッサのクランクは、エンジンを下ろさずにそのまま横方向にスライドして交換できるという画期的な構造を持っているが、革新的なメカニズムに2012年モデルはより高い信頼性を加えてている。キックギヤも同様に、軽量コンパクトなレイアウトを支えるべく耐久性を高めてあるという。
リヤホイールにはボールベアリングの入ったハブが新採用、マフラーやインジェクションマッピングなども変更になっていて、2011年モデルのどちらかというとおとなしいエンジン特性から、ややパンチの効いた出力特性となっているようだ。
2ストロークエンジンとフューエルインジェクションというまったく新しい組み合わせ。2011年のジェロニ・ファハルドの走りっぷりを見ても、その潜在ポテンシャルはまだまだ高いと思われる。2012年モデルは、年明けには日本上陸の予定となっている。
![2012オッサ3](/images/2011/1112ossa100.jpg)
ブルーのカラーをまとったのはSSDT記念モデル