春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

黒山健一、TY-Eで全日本に参戦

ヤマハ発動機が、2023年ヤマハ発動機モータースポーツ活動を発表。主要チーム体制とライダープロフィールを公開した。

黒山健一、日本の電動トライアルライダーの第一人者

2023年の目指すものとして、成績向上はもちろんだが、世界中で加速するカーボンニュートラルへの取り組みなど、先進技術の開発など新たな価値創造に努めるとしている。

その筆頭が、電動トライアルバイク「TY-E 2.1」が全日本選手権トライアルに参戦することだった。TY-E 2.1は、昨年発表になって世界選手権挑戦などを果たしてきた2.0をベースに、一部仕様を変更したものという。

2023年からは、全日本選手権でも電動パワーユニットマシンが従来エンジンと同様に参戦できることになり、このレギュレーション変更により、黒山健一とTY-Eの参戦が可能になったものだ。

2023フランスでのTY-E

黒山健一のチームはこれまで同様に「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」。電動バイクが全日本選手権に参戦するのは、もちろんこれが初めてになる。クラスは当然国際A級スーパーとなり、黒山健一と新しいパワーユニットが、どんな活躍を見せてくれるのか、全日本開幕が楽しみだ。

ヤマハとしては、2025年のIASチャンピオン獲得を目指しつつ、EV技術の獲得を目標とするという。なおここで紹介した写真は、2022年フランスGPに参戦したときのもので、マシンはTY-E 2.0となる。

フランスGPを走る黒山健一とTY-E

なお同様に野﨑史高については「Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA」から、これまで同様に「TYS250Fi」で全日本参戦となる。実績のあるエンジン車での参戦から、タイトル獲得が三優先目標となる。