春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

2022 Xトライアルまもなく開幕

2022年Xトライアルが、3月11日金曜日、フランスのニースで開幕する。

2022Xトライアル開催

ニースの会場はThe Palais Nikaïa(パレニカイア)。ショーの始まりは、金曜夜の20時30分だ。この会場でのXトライアルは5回目となるとのことだ。

Xトライアルは、何回か試合形式を変えて開催されている。ドギー・ランプキン時代には2台が横並びで競争するダブルレーン(スピードレーン)が組まれているのがふつうだったし、ハイジャンプが定例セクションとなっていたこともあった。

1対1の勝ち抜き戦が採用された時には、組み合わせの妙によって最終結果にも影響が出る場合があって、博打のようだと評されたこともあった(評したのは自然山通信のようなトライアルジャーナリズムだったかもしれないけど)。

そしてここ数年は、8名が参加、用意された予選セクションを一気に走って成績を決め、上位6人がセミファイナルに進出、セミファイナルでは3人ずつが一人ずつセクションを走ってそれぞれの組の1位、2位、3位を決め、1位同士が決勝に、2位同士が3位決定戦に進み、それぞれ決着をつけるという形式になっていた。

今年、どうやらXトライアルはまた新たな試合形式を採用するとのことだが、去年までとおんなじようにも思えるので、確実なところは3月11日のお楽しみということになる。最初は8人が2グループに分かれて5つのセクションを走り、そのトップ6が2ラップ目(セミファイナルということだと思われる)に進出するが、その際にオープニングラップの減点数はクリアされずにそのまま引き継がれるという(この点は今までと異なっている)。ただし決勝ラップでは点数はクリアされて始まることになっている。

出場ライダーはXトライアルの上位3名と、フランス、イタリア、ノルウェー、イギリスから各1名、そして主催者推薦のワイルドカードライダーが1名となっている。これまではなんだかんだとスペイン勢がXトライアルの多くを占めていたが、今年のノミネートライダーはこのキマリどうりに選ばれていて、ミケル・ジェラベルト、ガブリエル・マルセリ、ジェロニ・ファハルドなどはスタートメンバーからは外れている。

ということで今年のメンバーは、トニー・ボウ(レプソルHondaチーム・16回目のXトライアルタイトルを目指す)、アダム・ラガ(TRRS)、ハイメ・ブスト(ヴェルティゴ)の3人のスペイン勢に、イタリアのマテオ・グラタローラ(ベータ)、ノルウェーのソンドレ・ハガ、そしてフランスのブノア・ビンカス(ガスガス)。ワイルドカードライダーにはフランスのテオ・コライロが選ばれている。コライロは2度目のワイルドカード出場になる。

2022年シーズンは6戦が組まれていて、開幕戦のニースの後は3月25日にフランスのシャロンシュルソーヌ 、2月2日がスペインのマドリード、10日にバルセロナ(スペイン)、それからどーんと飛んで10月8日がアンドラ、最終戦は10月21日にフランスのどこかで(会場未定)ということになっている。

2022Xトライアル開催スケジュール