春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

トライアルGPの終盤戦

8月28日、2021年イギリスGPの中止が発表になった。貴重な2戦がキャンセルになって、2021年シーズンは一気に終盤戦へと向かっている。

2021イギリスGP中止

ヨーロッパでは、依然としてCOVID感染は続いているものの、対策が一段落して、ヨーロッパ圏内の往来は比較的自由になったようだ。レストランなどの利用も、ワクチンパスポートなどの提示で、かなり自由度が増しているという。そういうシステムができている、ということだ。

ところがイギリスはすでにヨーロッパではない(EUを離脱してしまったから)。ルールの異なる地域との往来は、それなりに調整がむずかしい。近年の世界選手権のスケジュールで見ると、イギリス、アメリカ、オーストラリア、そして日本などがこれに準じる。鈴鹿サーキットで開催されるはずだったフォーミュラー1グランプリや鈴鹿8時間耐久なども中止になっているが、これも諸外国からの選手や関係者の入国について、当局からの保証を得られなかったことが一因と発表があった。

ということで、イギリスGPは中止になった。今年のイギリスGPは変則的な日程で、トライアル・デ・ナシオンの開催後に組まれていたのだが、そういった変則的日程もなしということで落ち着いた。

残る選手権は、この週末のフランスGP(今年2回目のフランスGP)とスペインGP。フランスは1日制、スペインは2日制なので、現在までに3大会5戦、これからが2大会3戦ということになるのだが、なんとか全10戦に近づけようと関係者が尽力した結果、最終戦はトライアル・デ・ナシオンの前日に開催、ということになった。

トライアル・デ・ナシオンの前日には、もともと女子GPの2クラスが組まれていて、ライア・サンツ復活の女子GPの頂上決戦はこの最終戦で決着されることになるはずの一戦だったが、これにトライアルGP、トライアル2も加わることになる。

2021年のラウンド数は、トライアルGPとトライアル2が9戦、女子GPと女子トライアル2が6戦、トライアル125が5戦、トライアルEが4戦ということになる。

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