Photo:Pep Segales
(SoloMoto)
トライアル遊びに興じるお兄さんはヘクトル・バルベラ。2007年GP250開幕戦、アプリリアに乗って3位に入ったスペイン人ロードレースライダーです。
こう見えて、彼は1998年と1999年、ヤングクラスのバレンシアチャンピオン（もちろんトライアルの！）。こんなのを見ると、あらためてスペイン（というかバルセロナのあるカタルニア方面。バレンシアはカタルニアのすぐ南の州）のトライアル王国ぶりにびっくりです。
さらにバルベラくん、華麗にフローティングターンしています。ロードレースライダーがこんな技を決めたらびっくり仰天だけど、バレンシアチャンピオンと聞けば納得。
日本では、ホンダやヤマハがライダーの合宿にトライアルを取り入れたりしているけど、まだまだほんの体験学習で、本気でトライアルをやるところまでは至らない。トライアルをやったからロードレースで即速くなるかといえば疑問だけど、スペイン勢は、サーキットにデビューするまでに、いろんなところでいろんな遊びをしてきているということですね。
Photo:Pep Segales(SoloMoto)
写真を送ってきてくれたのはスペインのソロモトのペップ（いつもありがとう）だけど、ソロモトはあらゆるジャンルのスポーツ雑誌を作っているから、横の連絡が幅広い。過去にも、アレックス・クリビーレ（1999年世界チャンピオン）がトライアルをやっているところや、逆にアモス・ビルバオがグランプリマシンでサーキットを走っているところなどが掲載されたりした。
ところでこのバルベラくんだけど、スペイン語でHectorといえばエクトルではないかと思うんだけど（ガスガスの兄弟会社の用品屋さんのHEBOはヘボではなくエボという）ホンダのホームページでもヘクトールとかになっている。疑問に思う人はいるようで、こんなページ（JOY RIDE #26）を見つけました。以前やらかしたファハルド事件とは傾向がちがいますが、似たような悩みを抱えている人はいるもんだ（関係ないけどこちらのネタには笑ってしまった。アモスだったらやりそう）。
では、ヘクトルくんの今後の活躍を祈りながら（けっこういい男です）、トライアルではあんまりスペイン人ばかりが活躍しないようにも祈りつつ、舗装路山通信からのニュースでした。
