コンペティション志向一辺倒のトライアルマシンラインナップにあって、新しい方向性を切り開いたTY-S125F。その排気量ゆえのアンダーパワーを補うため(アンダーパワーは、訓練用としてみれば、メリットとなる部分も大きい)排気量を大きくして登場したのが175F。
ただし175という車名だが、排気量は143cc。ヨーロッパのトライアルマシンは、中間排気量マシンの排気量は少しさばを読むのが常道になっているので、こういうものだと思ってください。
124ccから143ccへ、20cc足らずのスケールアップだが、この差は大きい。低速域の安定感から、上り坂でぐいぐい連れていってくれる感覚など、125とは別物の感じがわかる。
エンジン以外に、175Fは油圧クラッチを装備した。マグラのマスターシリンダーにチョークレバーが併設されているスコルパ向け仕様で、チョークの引きにくさを同時に解決している。マグラのクラッチは改良が著しく、タッチも重さも完全に及第点だ。
SY125とTY-S125Fにはさまれて、ちょっと地味な存在だが、スコルパのきめの細かいラインナップはうれしい。
価格:535,500円(税込み)
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