春になったと思ったら、いきなり夏日です。トライアルGP日本大会はちょっとしか暑くなくて、よかったよかった。

トライアル事始

大会への参加

 始めたばかりの人は、大会に出ましょうと誘うと「まだまだ早いです」と尻込みします。にはとってもむずかしいものです。でも大会は、いろんなことを教えてくれます。
 トライアルの右も左もわからないうちは、練習方法もなかなかわかりにくいもの。自己流で練習に精を出すのも悪くないですが、やってることに行き詰まったり、やってることが正しいかどうか自身がなくなったりすることはないでしょうか。自分の身の丈にあった大会に出ることで、自分のレベルを確認することができます。それがトライアル大会に出場する大きな意義です。
 実際にセクションを走ることで、自分の弱点や長所が見えてきます。同じような成績で回っているAさんより、自分はここはへたくそでここはじょうず。だったら、へたくそなところを勉強したら、次はAさんには勝てるのではないかという観察ができれば、上達も約束されたようなものといえます。
 セクションの作り方も、参考になるかと思います。練習をするにも、なんの練習をしたらいいのかわからない人は多いはず。大会のセクションの作りを覚えておいて、それを練習していけば、自己流で練習を重ねるより、上達ははるかに早いはずです。
 どんな大会に出場するかは、充分吟味してください。簡単すぎる大会に出場すると、あまり吸収するものもなく退屈かもしれません。でも、むずかしい大会に出場してしまうと、走っていてぜんぜん楽しくないばかりか、けがをしてしばらく乗れないなんてことにもなりかねません。それなら、一度下のレベルのクラスに出場して、レベルを確認してステップアップした方が、結局早道ということになります。
 どんな人がどんな大会に出ればいいかは、実は自然山通信でもなかなか把握はできていません。そういう前提のもと、お迷いの方がいらっしゃれば、ご相談ください。
 そして実は、一番大きな意味を持つのが、草大会でお友だちができることです。友だちを作るのが得意な人も得意じゃない人もいるでしょうけど、トライアル大会にはトライアル友だちになれそうな人がいっぱいいます。そういう人たちがいるところに出かけなければ、友だちができるものもできません。友だちからは、いろんな情報(ときどき、大まちがいの情報も含まれますが)が発信されてきます。もちろん、仲間がいれば、トライアル会場はうきうきしたものになっているのは、まちがいありません。

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